知って納得!建物構造を解説
アパートやマンションなど、構造がしっかりするほど、そのぶん家賃が高くなるというのが一般的です。
建物の構造に偏見を持たず、実際に自分の目で見てから判断するのが、賢い物件の選び方でしょう。
1.アパートかマンションかで物件を決めるのはあまり意味がありません
3階建てのマンションと2階建てのアパートを比べた時、構造は同じで、ただ2階建てと3階建ての違いしかなかった。ということがあります。
- 【アパート】 2階建て以下
- 【マンション】 3階建て以上
設備が充実していて管理費が高いのが「マンション」という見方もありますが、最近ではデザイナーズアパートのように高級感あふれるアパートもあるので、一概にそうは言えなくなっています。
「木造か鉄骨か軽量鉄筋コンクリートか」など、実質的な違いに目を向けるのが良さそうです。
2.建物の構造
木造の特徴
木造とは、文字通り木質材料で構成される建物構造のこと。 木造のメリットとデメリットについて検証しましょう。
【メリット】
- 窓を閉め切った状態でも適度な通気性
- 同じ条件でも、木造ということで家賃が下がる
【デメリット】
- 遮音性が鉄筋コンクリート造の物件などに比べて劣っている。
ただし、天井材・床材などに吸音材を使用することである程度は解消されます。床や壁の構造がどうなっているのかを不動産会社に聞いてみるといいでしょう。
軽量鉄骨造の特徴
軽量鉄骨造は、木造の部材を鉄骨にしたもので、木造によく似ています。 骨組みに厚さ6mm以下の鉄骨、外壁や内壁に軽量コンクリートを使用しています。
【メリット】
- 耐震性に優れている。
- 同じ条件でも、木造ということで家賃が下がる
【デメリット】
- 遮音性が鉄筋コンクリート造の物件などに比べて劣っている。
最近では、アパートも木造ではなく軽量鉄骨造の物件が多くなっています。
鉄筋コンクリート造の特徴
鉄筋コンクリート造(RC)とはコンクリートを鉄筋で補強した構造のことです。 鉄筋の引張り力が強く、コンクリートが圧縮力に強いという、両者の利点を生かした仕組みになっています。
【メリット】
- 耐久性、耐震性、耐火性、遮音性に優れている。
【デメリット】
- 建築にコストがかかるため、鉄筋コンクリート造のマンションとなると賃料が上がる。